2008年4月29日火曜日

ヘイ!

 誰かに出会った時の挨拶は、たいてい「Hej!」。とても言い易い。
 
 知り合いにも「Hej」、初対面でも「Hej」。道端でふと心が通った、知らない人にも「Hej」。

 こんなに誰にでも軽やかに挨拶できるのは、「ヘイ」という言葉の簡単さのせいではないかな。

2008年4月24日木曜日

これから

 人は、工夫する事に快楽を見いだす。

 今の社会は物が多すぎる。

 物を持たずにスウェーデンに来て、物価が高かった事で、物を買う事が減った。
買うにしてもSecondhandがほとんど。

 そんな中で、少ない物から工夫して作り出す楽しみを知った。ある場所で要らなくなった物を他の場所に、他の物に。まだまだ未熟だけど、服だって、ちょっとした家具だって。

 服は特に考えさせられる。趣味でなくなった服、着古した服、サイズがどんどん変わる子どもの服。どんどん行き場のない服が増える。捨てる以外になんとかしたい。そう考えると浴衣はよく出来ているなぁ。一枚の大きな布なので何にでも作り替えられる。そういえば、友達がセーラー服のスカートをほどいてカーテンに作り替えていた。ボロキレにするのは最終にしたいし、タオルや靴下などボロキレになるべく待機している物が他にも多い。

  いろんな物のデザインが、個人単位でも循環しやすいようになって行くべきだと思う。そこでは、やっぱり、素材の良さと可変性が大事。紙、布、木は自分で容易に変形出来て優れもの。
 
 そうそう、Secondhandも重要。我が家ではゴミ捨て場も重要。直せば使えるもの、他の物に作り替えられるものがたくさんある。要らないもののやりとりする場は、コミュニケーションの場としても楽しい。

 とはいえ、作り替えを楽しむには時間が必要。今の日本社会じゃ忙しすぎるかもしれない。

 

2008年4月23日水曜日


 みなが動き出した。太陽を求めて。

 街にも、ひなたぼっこを楽しめるようにベンチが出て来た。もちろん、日陰にベンチじゃありません。道のど真ん中に。陽がさんさんとあたるように。

湖畔の公園




湖沿いの小さな公園。

みんななんて自然な感じで、林や湖や空と付き合っているんだろう。


 こんなの見つけた。

流れ



 川も動き出しました。

雪解けの悲劇



 雪解けがどんどん進んでいる。

 冬の間の滑り止めに撒かれた砂利を取り除くため、こんなトラクターも走る。

 真っ白な雪の下は、ゴミだらけ。

 砂利の粉塵と車のタイヤのスパイクに削られた地面の粉塵が、乾いた大気を舞う。

 こんな季節。

 

2008年4月16日水曜日

万能着


 雪解けのこの季節、こどもたちは写真のような格好で遊ぶ。長靴、つなぎになったカッパズボン、そしてカッパ手袋(内張りフリース)。
 雪と雪解け水、滑り止めに撒かれた砂利でぐちゃぐちゃになりながら遊ぶのが、今の時期のメインの遊らしく、これらの服は優れもの。大人でも欲しいくらい。

鳥のさえずり


 保育園にこどもを迎えに行く数百メートル中も、林の中の遊歩道を通る。スウェーデンにも春が来たようで、鳥たちがいろんな声でさえずっている。素人の私にも3種類の鳴き声が聞きとれる。
 こんなに身近に、季節の移ろいや生き物の暮らす様を感じられるなんて素敵。

木にホッチキス



 ホッチキスで木にポスターを貼ったのを、よく目にする。
 あまりにホッチキスが止められていて痛々しい。これも林が身近にある証拠?日本だと木に傷をつけるのを嫌うけど…。こっちでも絵本にはベリーやきのこの妖精がよく描かれているんだけどなぁ。大切に仕方が違う?

2008年4月14日月曜日

教会


 近所の教会で子どもたちが歌うというので、行ってみた。

 広いホールで、壁も天井も木で絵が描かれていて心地よかった。十字架もそれをイメージするような絵のみで宗教色がうすく、私にも自然な気持ちで居れた。スウェーデンらしい何層かで作られた灯りも星の様できれい。子どもらもみな堂々と歌っていて、観客も赤ん坊からおじいさんおばあさんまで。このホール以外にも食堂や子どものプレイルームもあり、地域にあるべき場だと思った。

 この教会もそうだったけど、内壁については木目が透けて見えるようにうす塗りにしたものをよく見る。気のせいなのか、文化なのか、もう少し探ってみよう。

2008年4月12日土曜日

缶・瓶・PETのリサイクル


瓶、缶、PETはリサイクルすると換金される。リサイクルゴミの日がある訳ではなく、スーパーに回収機がありリサイクルしたい人が持ち込む。そして持ち込んだ分が換金額がレシートとして出て来て、スーパーのレジで他の買い物から換金分を引いてもらう。

見返りが分かりやすくて良い。私も自宅の瓶缶PETを持っていくついでに、道に落ちている物を拾う。

が、最近、ショックな事を知った。「すべての瓶が回収される訳ではない」。しかも全瓶のうちの1/3以下しか回収されないんじゃないかというくらいも低い割合。でも、リサイクル資源としての価値の問題だから、回収出来る瓶が限られていても仕様がない。
問題は、回収されない瓶が、至る所にポイ捨てされていること。どうりで、缶やPETは捨てられていないはずだ。こんなところにしわ寄せが・・・

巨大トイレットペーパー


 ある障害者用のトイレ。トイレットペーパーの一は位置はバッチリだけど、この大きさ!
 ここまで?!「趣きはないけど、合理的。」こういうことが多い。

ベビーカーでエスカレーター


 ベビーカーでエスカレーターに乗るのは当たり前。逆に、エスカレーターはどこも小さい物が多く「UP/DPWN」のボタンを押しながら動かす物も多いので不便。日本で「ベビーカー、エスカレーター禁止」に慣れた私は、ドキドキしてしまう。

赤い家

 
 スウェーデン北部(南は知らない)には、赤い家が多い。赤と言っても赤茶色で、木の外壁にペンキが塗られたもの。街中だといろんな色の家があるけれど、街と街の間にあるような小さな集落だと、ほとんど赤い家。そして窓枠や四隅の柱は白色。
 この赤色は、どこからきているんたろう?博物館に展示してある昔の農家の建物もみなこの色だった。そして、流通が盛んになった今も、どうしてこの色が保たれているんだろう?
 赤い家が点々と並ぶ様は真っ白な雪の中でも、深緑の林の中でもとてもきれい。

そり遊び




 こちらのスキー場では、そり遊びも結構メジャー。大人もキャーキャー言いながら楽しむ。
 そりの種類もたくさんあっていろんな滑り方をしている。伝統的なそりにハンドル付けて現代風になったもの、が大人も3人乗れるようなマットのみのもの、おしりに敷く板状のもの、回転しながら滑る円盤状のもの、などなど。我が家は箱形子供用そりと落ちていた2人乗りそりをつなげて家族4人で滑った。
 1ー2グループが休める小屋もいくつもあり、たき火もできる。今度はソーセージでも焼いてみよう。

 気軽なそりで、気軽にいける場所で、大興奮。なんとも素敵。