2008年7月13日日曜日

洞窟のような


 ストックホルムの町と空港をつなぐ電車Arlanda ExpressのArlandaの駅。空港の地下にあるのだけど、まさに地下の洞窟のよう。ゾクっときてしまう。

Gotland 景色

 街や集落の周りには、牧草地や農地が広がる。これは麦畑。


 海岸は、削られ丸くなった石灰石の白い浜辺と、赤松の幼樹やアザミなどのトゲトゲした植物による、独特の風景。


 島の海沿いに点在する奇岩群Rauk。

廃墟となった教会





 Visbyの街にはたくさんの教会の廃墟がある。Gotlandの石を積み重ねて作られた教会は、廃墟となり風化し、空に溶け込み、草花が生きる場となった。かつては美しくも人工的だった建物が、今自然と同化しなお一層人の心を惹き付けている。

Gotland Visby

 ストックホルムから近いGotlandという島に行って来た。この島の中心都市Visbyは世界遺産。

 街を取り囲む城壁は、長い時の流れの中で朽ち、風景になじみ、あまりにきれい。



 広い空、青い海、家々の橙色の屋根、大きく育った木々。


 小径に入ると、家々の壁にバラが咲き誇り、様々な草花が足元を飾る。

2008年7月3日木曜日

湖で遊ぶ





 今年も、湖沿いの教会での夏のコンサートが始まった。(2007年「小さなコンサート」参照)

 やはり、素晴らしく気持ちよい。みな、バイオリンとピアノの調べの中、聞き入ったり、食事したり、遊んだりしている。
 
 湖に入り出す人たちも。気温は20℃ないくらいで、水温はかなり冷たいだろうに。
 
 なんと、裸ん坊で湖に入る子らまで。この光景、どこかで見た。そう、スウェーデンの有名な絵本作家Elsa Bescowの『ÅRET SAGA(いちねんのうた)』に載っていた光景。「裸で湖なんて昔の話やなぁ、のどかで自然体やぁ」と絵本を読んだ時は思っていたけど、今も現役の湖と子どもの姿だった。