2008年9月25日木曜日

ここ1週間、木々は一気に紅葉し始めている。
絶景。

ゴミ拾い器具

屋外の公共の場は、業者により清掃される。

広い面積や大きなゴミの清掃には、ブラシや吸引機のついたトラクターを使う。「雪解けの悲劇」参照。http://aurorakaori.blogspot.com/2008/04/blog-post_23.html

トラクターでは無理な場所や小さなゴミは人力で。人力といっても、手ではなく、延長ばさみのような器具で拾う。これだと手も汚れず良いが、果たしてしっかり清掃できるのだろうか?たばこのポイ捨てや割れた瓶のかけらが多い、この場所で、この器具は役不足なのでは?ブラシで掃くのは見た事がないけど。



もっと画期的な清掃方法がないものかな。

ちなみに、今回話した清掃員の人たちは気さくで、ブログ用の写真を快く撮らせて下さいました。

2008年9月16日火曜日

菜園

「地に暮らす」の続き

ご夫妻の庭は菜園と一体化してデザインされている。


森の主要樹であるアカマツを数本残し、それぞれの回りに土を盛り植栽。庭が周辺の森に馴染んでいる。


スウェーデンではよく見られる、箱型菜園。箱の形や配置を変え、いろんな風ににデザインでき庭として楽しめる。


温室でお茶をすることもあるそう。温室をくつろぐ場として使うのは、スウェーデンでは一般的。


コンポストも。

森も家の一部

「地に暮らす」の続き

ご夫妻の家は森の中にあるため、森も家の一部として活かされている。

森に向けて突き出されたデッキ。


こちらはサウナ。


ここには、ハンモック。岩も飾られる。

2008年9月15日月曜日

地に暮らす

中心市街地から20km程離れると、森が広がる中に点々と小集落がある。
小さい家に広い庭、周囲には森。近くには店もない。
ここではどんな暮らしがされているのだろう、と常々思っていた。

その暮らしを垣間みる事が出来た。

招待して下さったご夫妻は、子どもらが独立し今は2人暮らし。
庭やデッキは自分たちで造り、何十種類もの野菜やハーブを育て、森にきのこやベリー、魚、獣を採りに入る。すぐ食べない分は乾燥させ保存する。これらの知恵はご両親から教わったものだそう。感嘆してしまうほどの豊富な知恵は、彼らにとってはごく自然に受け継がれたものなのだろう。


彼らは、まず森に連れて行ってくれた。森のことを知り尽くしており、あれよあれよと籠が色々なきのこでいっぱいになっていった。

そして、家に帰って、食事。きのこのピザに、庭で穫れた野菜のサラダ、ベリーのケーキ。どれもこれも、素材そのものがおいしい。



食事も終わりくつろいでいると、奥さんがピアノを弾き旦那さんがギターを弾き歌い始めた。夕焼け色に染まり出す室内。優しいメロディーと声。あまりに心地よく、身体中が緩んだ。


こんな、暮らし。
土地につながり、知恵を使い、心地よさを追求する。

2008年9月9日火曜日

北スウェーデンはキノコ大国

きのこの記事が人気だったので、もう一度きのこ特集。
 
前にも書いたが、北スウェーデンはキノコ大国だ。なぜかと言うとキノコと仲良しの木ばかりが生えていから。北スウェーデンの主な樹木アカマツやドイツトウヒ、シラカバなどは、みんなキノコを育てたりキノコから育てられたりする木なのだ。
 8月から9月は、街中でも森の中でもそこら中にキノコが生えている。食べられるキノコもたくさんある。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

普通は食べない。ハツタケの仲間 (Russula sp.)
かじると辛いです。
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これも辛いキノコ(茹でこぼせば可食)。チチタケの仲間 (Lactarius rufus)
名前の通りチチが出ます。大量に採れる。
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毒キノコ。アレルギーを引き起こすようです。(Paxillus sp.)
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クロトマヤタケ (Inocybe lacera?)
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山火事だ! ホウキタケ (Ramaria sp., Clavulina sp.か?)
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かわいいキノコ
かわいいだけで詳細不明
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マツタケ(Tricholoma matsutake) 日本に輸出もされています。
一部のキノコは未だに放射能濃度が高く、日本の検疫を通れません。
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染め物ができるよ フウセンタケの仲間 (Cortinarius semisanguineus)
傘の裏と同じ色の染色液が採れるそう。
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毒キノコの代表格。ベニテングタケ (Amanita muscaria)
食べると気分が変わることで有名です。子どもが遊ぶ芝生にもたくさん生えるので心配。
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食べられるよ(白いうちは)。ホコリタケ (Lycoperdon sp.)
触ると噴火します。
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キノコの王様 ポルチーニ KarlJohan。(Boletus sp.)
B. edulisだけでなく、写真のB. pinophilusもKarljohanで通っています。
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ジャガイモ? ショウロの仲間(Rhizopogon sp.)
林道沿いによく生える。
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きつね色? キツネタケ(Laccaria laccata)
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街では、露店でキノコを売っている。やはりKarljohan (Boletus spp.)が目立つ場所。
その横に、Goliatmusserom(マツタケのこと)! 日本で超高級との話が広がり、スウェーデンでも食べる人が増えている。
 さらに左には、Albatrellus sp.らしきものが見える(Fartickaのこと)。これもスーパーで乾燥を置く程の人気種。
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人気者勢揃い。いずれもスーパーに乾燥品あり。
右下かご。一番人気。B. edulis? 2, B. pinophilus 3, Leccinum sp? 1
その左。アンズタケ(Cantharellus cibarius?)
その上。よく分からないが、Rozitesか(人気のキノコならR. caperatus; Rimskivllingのこと)。
その右。TegelsoppことLeccinum sp. 虫が多いはずだが、文句言われないのかな。。
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 ここ1ヶ月毎週末、きのこ採りに同じ森に通っているが、地表がどんどん変化していく。新しく顔を出したきのこ、成熟し腐っていくきのこ。

2008年9月6日土曜日

Japanska Loppis

家の前の広場で日本人の友人とLoppis(フリーマーケット)をした。

売れ行きの良かったもの。
ハンカチ、日本の空箱。
こちらには、ハンカチはなく、みなタオル。テーブルを飾るのにも良いのかも。
日本の菓子やお茶の箱は、頑丈できれい。過剰包装も、この点では評価が高い。

意外だったのが、日本語の本。興味を示す人が結構いた。買って行かれたのは、英訳付きのものが多かったけど。

特に印象に残ったのが、うちわの柄。
浴衣などで使いそうな純日本柄のものより、カラフルで漫画的な絵の方が売れた。
青銅の風鈴や富士山の風景はがきは売れず、キャラクターものの小物が売れた。
スウェーデンでは、日本の漫画が大人気。漫画講習会があるくらい。
思っていた以上に、日本人の考える「和」のイメージよりも、「現代の日本」が広まっているのかもしれない。

日本と外国。それぞれに見るもの。面白い。もっともっと突っ込んでいきたい。
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以前載せたLoppisのように、ゆったりとした一日を過ごす事が出来た。