2009年1月4日日曜日

Jul Tomte

スウェーデンのクリスマスには、サンタクロースではなくJul Tomte(ユールトムテ)が来る。
最近はサンタクロースが来るとすることも多くなっているようだけど、伝統的にはJul Tomte。

Tomteは森や家にいる、妖精のような存在。
このTomteの、Julに特化したのがJul Tomte。
農家の納屋に住み、人間が家畜を大切にしているか見守っている。
何百年も生きていて、親切にするとその家や子どもを守ってくれる。

Julの日には家の住人はJul Tomteにお粥をあげる。
Jul Tomteをお腹いっぱいにしてあげられるとその一年は家は安泰。

Jul Tomteの原型が出来たのは1880年頃らしい。
スウェーデンにはプレゼントを持ってくるサンタクロースの存在はなかった。
外国からサンタが入ってくると、Tomteがサンタのイメージと重なったよう。

私は日本にいて、クリスマスのやサンタクロースがしっくりこなかった。
こんな風に、もともとの文化とうまく融合してくれれば、クリスマスももっと素直に楽しめるかもしれない。
文化が違い過ぎて難しいかもしれないが。

0 件のコメント: