2009年5月30日土曜日

日本

2週間、日本に帰省してきた。

海に行ったり、お墓参りしたり、
散歩したり、虫や草花を採って遊んだり。




身体に染み込んだ味を食べ、
身体に馴染んだ自然や町並みに触れ、
母や父、祖母と子どもが触れ合う姿を見。

こういう事が、基本的な事だけど、とても大切な事だと思った。
身体中が心地よかった。

2009年5月7日木曜日

2年

スウェーデンに来て、ちょうど2年が経った。



スウェーデンは
「暮らしの中で、本当に大切な事は何か?」
と向き合っている国だと思う。

住環境、働き方、余暇、子育て…。

もちろん、いまいちな点も色々あるし、
まだまだ私に見えていない悪い点もあるだろうけど。



近くに住む短期滞在の日本人の中には、
当初の滞在期間を延長して、ここに残りたい、という人も多い。

私も暮らしよい場所に居たいから、気持ちはよく分かる。
でも。
スウェーデンに残りたい人がこんなに多いことが、少し悲しい。



日本は、もっと居たい思われる国だろうか?

日本には、美しくて楽しめる四季や、溢れんばかりの文化があり、人も良いのに。
素は日本の方がずっと良いように思う。
なのに。



社会システム。
スウェーデンが優れていて、日本の苦手なもの。
それを実現する政治。

大好きな日本。
もっと暮らしやすい国になって欲しいし、したい。
注:政治家になろうとしている訳ではありません(笑)。



スウェーデンに来てすぐの頃↓
急激な人生の流れにあっぷあっぷしていた。

2009年5月4日月曜日

住宅地のつくり5 

こちらは、同じ住宅地の中の、長屋タイプの家々。
同じ住宅地内の平屋建て形式の家々。
家の前のガーデニングやポストや名札、
各家の工夫がずらりと並んで、見応えがある。
ここでも、ドアの前の段に腰掛け話す夫婦、
テーブルとイスのある小さな前庭でお茶するおばあさん、
前庭で、近所の人と話す女性たち。
ほんの30m程の道に、これだけの人が憩っている。


お弁当を食べているカップルの姿も。

住宅地の作り4 近所との関係

スウェーデンでは、窓にカーテンをしていない家が多い。
窓辺に植物やランプを置いて、なんとなく目隠する程度。
カーテンで隠すのが当たり前の日本を思うと、不思議で仕様がない。

今回訪れた住宅地で、庭に出ていた夫婦に尋ねてみた。
「近隣との関係が良いから、家の中が見えても良い」
との事。
すると、いつの間にか隣の家のお姉さんも庭に出て来ていて、
「そうよ」と言わんばかりに微笑んでいた。


最近コレクティブハウスについて調べていて。
キッチンやリビング共有…。
出来るかな?気疲れするかも。と思った。
共に生活するのは、なんとなく不安がある。
合う人には合うのだろうけど。

家族が少なくなっている今、他人との関わりは欲しい。
歳をとって、ひとりや夫婦で暮らすようになった時、
ますます必要となるだろう。
住宅地が、こんな風につながり、
近所の人が身近に感じられるのは、とても良いように思う。

住宅地のつくり3 家の裏側

庭については、以前にも書いたように、
隣の家の庭とつながっている事が多い。

裏の家の庭ともつながっていて、
計20戸前後の庭が集まり、家々に囲まれる。
ひとつの緑の空間を共有しているような感覚。

ある庭では子どもが遊び、ある庭では老夫婦がお茶を飲み、
ある庭ではお母さんが庭の手入れをしている。
庭と庭の境界に目隠しも作らないため、
植木の間から、近所の人の様子が伺える。

住宅地のつくり2 家の表側

家の表側には道が通っている。
各家は家と道の間に、小スペースを持っている。
ガ−デニングしたり、ベンチを置いたり。
車は、基本的には住宅地の一角に作られた駐車場に止め、
家の前の道には車は来ない。
道には、子どもたちが絵を描いた跡も。


家々は、一直線ではなく、
出たり引っ込んだりして並んでいる。
引っ込んで出来たスペースには、花壇や砂場などが作られている。

2009年5月2日土曜日

2年

スウェーデンに来て、ちょうど2年が経った。

スウェーデンは
「暮らしの中で、本当に大切な事は何か?」
と向き合っている国だと思う。

住環境、働き方、余暇、子育て…。

もちろん、いまいちな点も色々あるし、
まだまだ私に見えていない悪い点もあるだろうけど。


近くに住む短期滞在の日本人の中には、
当初の滞在期間を延長して、ここに残りたい、という人も多い。

私も暮らしよい場所に居たいから、気持ちはよく分かる。
でも。
スウェーデンに残りたい人がこんなに多いことが、少し悲しい。


日本は、もっと居たい思われる国だろうか?

日本には、美しくて楽しめる四季や、溢れんばかりの文化があり、人も良いのに。
素は日本の方がずっと良いように思う。
なのに。


社会システム。
スウェーデンが優れていて、日本の苦手なもの。
それを実現する政治。

大好きな日本。
もっと暮らしやすい国になって欲しいし、したい。
注:政治家になろうとしている訳ではありません。(笑)


スウェーデンに来てすぐの頃↓

住宅地のつくり1 配置

ある住宅地のつくりについて。

10戸ほどを一列に並べ、ひとつの塊として見ると、
庭、家、道、家、庭、庭、家、道…
と層状に並んでいる。

道や庭は、20戸ほどの家々に囲まれ、ひとつの場が作り出されている。

春の訪れ

4月30日、Valborgのお祭りがあった。
木々を積み上げ、大きなたき火をする。
こうして、春の訪れを祝う。

20時、点火。
火を見ながら、
こんな時間まで外で過ごせるようになったことに、春を実感。


Tussilago(フキタンポポ)の花も咲き始めた。
春が訪れ、最初に咲く花。
まだまだ茶色の残る草の中、黄色が光る。

Tussilagoは夏には、日本のフキに近い形になる。
味も香りもフキ。

春のTussilagoもフキノトウのような香り。
図鑑には「可食」とある。ずっと気になっていた春のTussilago。
食べてみた。
おいしい。
香りはふきのとう。食感はわらび?