2009年6月8日月曜日

高齢者施設2 高齢者施設のあり方

スウェーデンの高齢者施設の基本的なあり方は。

1)施設入居
施設は市の経営する公営のものと民間企業によるものがある。
市のものと民間企業のものでは、サービス内容も費用もほぼ同じ
入居料を払うことが出来ない人には、市が補助する。
介護を必要とする高齢者は、訪問看護やヘルパーを利用しながら在宅から始め、デイサービスや施設への一時宿泊、さらに介護度が上がると施設に入居する。施設入居については、空きが出るまで待たねばならない

2)個人の意思
入居者個人の意思を尊重する。
食事の好みも可能な限り尊重。お酒か薬を選ばないといけない時は、本人に問う。
外出や美容師を呼ぶ事もできる。入居料以外の支出は各自払う。
金銭管理も基本的に各自。できない場合は、友人や親族に(いなければ、市が管理者を探す)。

3)その人らしく暮らす
入居者1人ずつに専属職員が付き、入居者それぞれに合ったスケジュールを立てていく。
施設Aでは、入居者と専属職員が週に1回話し合い、1週間のスケジュールを決める。1日のスケジュールの中には趣味の時間も取る。外出や読書、マネキュアを塗るのに専属職員が付き合う。


施設Aの玄関に、このような言葉が。
「歳をとることは山に登るようなもの。少し息切れはするけれど、見晴らしはもっと良くなる。」

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