2009年9月28日月曜日

キノコ採り

今年も、たくさんきのこを採った。

去年、一昨年は松茸中心に採っていたが、
今年は、他のキノコを満喫。

夫は、キノコが仕事兼、趣味となり、
読めないスウェーデン語キノコ本を片手に、キノコ道を切り開いている。
今年は10種類以上食べた。


去年までは、乾燥させ、スープに使っていたキノコ。
今年は、スウェーデン風に、採った数日内に、油で炒めて食べることにした。

これが、ものすごくおいしい。

いろんな風味、いろんな食感。

パンにキノコとチーズ、で焼いてもおいしい。


今年の夏は暑い日が多く、キノコの出来始めが遅かった。
量も少なかった様に思う。
そして、もうキノコの時期は終わりかけ。

ではまた来年。

2009年9月24日木曜日

野菜マーケット

今年も来ました。
近郊農家のマーケット

8月末と9月の土曜日。
売っている物は、野菜に、キノコに、パン。
魚(薫製や漬け物中心)に、ウインナーに、チーズ。
ジャムに、羊毛製品。

なんといっても、野菜がおいしい。
スーパーの野菜と味が全く違う。

長い列に並び、やっとこさ野菜の前へ。
たくさんの種類の新鮮な野菜を前に、
うれしくてニヤニヤしてしまう。
この野菜は、どうやって食べようか。
考えるだけで楽しい。

新鮮でおいしい野菜が、暮らしの傍にあることは、
なんて幸せなんだろう。

ここで、ちょっと話はそれて。
スウェーデンでは、お店で売る食べ物がおいしくない。
飲食店でも、スーパーのお惣菜やお菓子も。
スウェーデン人の味覚はひどい、と思っていたけど。
こうやって、おいしい物を並んでまで買い求める人もいるし、
(人々がこのマーケットを楽しみにしているのが、伝わってくる。)
家庭で作られたケーキもおいしい。
おいしい物を愛している人もたくさんいるんだろうに。
この、家庭と市場の差異は何なんだろう。
本当に不思議。

話は戻って。
売り手の方とのちょっとしたやり取りも楽しい。
誰もがにこやか。

2009年9月15日火曜日

欧州文化首都

ウメオが2014年の欧州文化首都(European Capital of Culture)に選ばれた。


「欧州文化首都」制度は、1985年に発足。
EU加盟国の文化閣僚会議で、EU加盟国の中から1都市を選び、「欧州文化首都」として定めている。
選ばれた欧州文化首都では、一年間を通して芸術文化に関する様々な行事を開催。
欧州圏内での文化の相互理解を目的としている。

開催プログラムの特徴は、
欧州全体の文化の特徴を備えている。
市民が参加
・アーティストや運営者は、欧州各国から
・文化・経済・社会発展に長期的かつ継続的な効果のあるもの。


2014年の欧州文化首都に、ウメオが選ばれた最大の要因は、
サーミ」だったようだ。
ウメオが、サーミ文化発展の起点となることが求められている。

ウメオでここ数年、2014をテーマに様々な分野で行事が行われていた。
この欧州文化首都の選考に向けてだったのかぁ。




私にとって、ウメオが欧州文化首都に選ばれた事は驚きだった。

比較的新しい街、ウメオ。
いわゆるヨーロッパらしい町並みではないし、衣食住に多様さはない。
正直に言って、「文化的な街だ」と思った事はなかった。


今回の当選は、私にとって、「文化」を考え直すきっかけになりそうだ。
色々なものが溢れる事が文化、ではないのかも。
歴史的な建物が建ち並ぶ事が文化、ではないのかも。

ウメオには、北スウェーデンならではの暮らしがある。
夜中まで明るい夏は思い切り太陽を楽しみ、
暗い冬は灯りを上手に使って乗り切る。
森と湖を愛し、大切にし、活用する。
家の中に入れば、もっとたくさんのこの土地ならではのものがあるのだろう。
シンプルな暮らしの中に、受け継がれてきた物事。
こういう事こそが、文化なのかもしれない。


次に、サーミについて。
サーミの本拠地は、ウメオより500km以上北にあるLapland(ラップランド)という地域。
ウメオにいて、サーミの文化を感じる事は少ない。
サーミの民芸品は見かけるけれど、暮らし方や思想はどう活かされているんだろう。
日本のアイヌ民族とも似た文化や歴史を持つサーミ。
今後、どのように文化を発展させ、異文化と交わっていくのか、興味深い。


最後に。
ウメオには、大学を中心に各国から人が集まってきている。
様々な文化を背景に、ウメオならではの文化を育んでいく。
おもしろそうだ。


ウメオらしい文化を感じる機会が、
日常の中に、たくさん増えれば良いな。

2009年9月3日木曜日

遊び場 森の道

最近は、幼稚園終了後、森の道を通って帰るようになった。

公園には不満があるし、ということで実行。

これが、結構面白い遊び場だった。

ベリーを食べたり、花を摘んだり、
石に登ったり
15分で帰れる道のりを1時間かけて帰る。


日々変わる自然の中、
子どもも私も、どう遊ぼうかと考える。



家の前の遊び場や幼稚園の園庭について、不満で一杯だった時、
冒険遊び場」という、
色々な国でされている取り組みに興味を持ち、調べた。

その時、知ったのは、
「スウェーデンの冒険遊び場は衰退していき、今はないかもしれない。
住民が、目に余る汚さより児童館や公園を求めるようになったらしい。
森の幼稚園」なら、多くある。」
という事。

汚さより、整った環境。
森の幼稚園は市にひとつあるかないか。
これでは、私たちの身近な遊び場の問題点は解決しない…
とがっかりしていた。

そして、森の道を歩くようになって、
まさしく「森の幼稚園」だと気付いた。
あんなに本格的じゃないけれど。

スウェーデンでは、森が暮らしのすぐ傍にある。
森を愛している人は多い。
だからこそ、人工の遊び場を工夫する必要も感じず、
冒険遊び場より、森の幼稚園を好んだのかもしれない。


ただ、現在、森は遊び場としてあまり活用されていない。
30−40年前までは、よく森で遊んでいたようなのに。

2009年9月1日火曜日

水上サウナ

スウェーデンには、川や湖に浮かぶサウナがある。

ウメオ近郊で見かけた、川上サウナ。
中学か高校生の子たちが、お風呂に入り、
楽しそうに歌っていた。