2010年5月14日金曜日

移動環境 4 持続可能な移動

ウメオkommun(市)は「Hållbart resande(Sustainable travel)」に向け、
Cykeltrafikprogram 2009」に取り組んでいる。
(参照:Umeå Kommun HP
(Hållbart resandeは、スウェーデン中で取り組まれている。)

この一環として、Kommunは「移動」に関する調査を行っている。

結果、
ウメオの人口集中地域(以下の地図)では、
全移動の50%10分以下」、
「そのうち50%自動車による(自転車22% 徒歩19% バス7%)」
と分かった。

これに対し、kommunは、
「10分以下の車での移動は、コスト面でも、環境や健康へ影響を考えても、良い選択肢でない」と述べている。


地図(Kommun HPより)は、
ウメオ最大の雇用を持つ地域である中心街・大学病院の2地点(黒●)から、
車・自転車・バスを用い、10分間でどこまで移動できるか調べた結果。
:車 :自転車 :バス
10分間にで移動できる距離は、自転車やバスとそれほど変わらない

また、
最適な都市は、5kmの範囲内」という結果も得られ、
Kommunは「都市が拡大すれば、子供やお年寄り、障害者が車に頼らざるを得なくなる」と述べている。

地図(Kommun HPより)は、
ウメオ最大の雇用を持つ2地点(黒●)から、半径3km・5kmを取ったもの。
:3km 5km
ウメオ人口集中地域がほぼ、5km範囲内に収まっている。


調査結果を踏まえ、ウメオKommunは、
自転車移動の促進に取り組み、そのための道路や緑地の全体的な計画に取り組む」としている。

具体的には、
分断されず、市内の全場所に近い歩行者・自転車道路
安全な通学路
を目標としている。
また、
・ウメオをどのように大きくしていくか
・新しい住宅地をどう配置するか
についての計画も、重要だとしている。

0 件のコメント: