スウェーデンと日本。
もうひとつ似ていると思うのが、自然との関わり方。
スウェーデンでは、
人々は日常的に、湖での遊びや静寂を楽しみ、
森を散策し、
秋にはベリーを採りジャムやジュースを作り、キノコを採って食べる。
参照:湖の楽しみ1, 2, 3、きのこ1, 2 、ベリー
私も子供の頃、よもぎやつくしを採って食べ、
田畑を駆け回り、川に入って遊んだ。
こうした経験のある方は多いだろう。
スウェーデンと日本の森林率は、ほぼ同じ。
(国土に対する森林面積率:日本68%、スウェーデン67% )
資料:林野庁の森林・林業統計要覧2009
(先進国の国土面積に占める森林面積率が高い国:
1位フィンランド73.9%、2位日本、3位スウェーデン、4位韓国63.5%)
スウェーデンの湖の数は9万を超え、至る所にある。
北部中部では、海沿いに町が並んでいる。
日本も同じように、川が多く、海に囲まれている。
このように、
自然との親しみ方の文化や、自然と人の地理的な近さが
スウェーデンと日本でよく似ている。
ただ、日本では、
自然と親しむ文化は、かなり薄れてきている。
というのも、
スウェーデンでは、”都市の中にうまく森や湖を取り入れている”のに対し、
日本では、”川や海、山、田畑を都市から排除するよるような都市の作り”になっているから。
もちろん、この背景には
スウェーデンの森も湖も海(ボツニア湾)も穏やかで、居住と共存しやすいのに対し、
日本の山や川、海は険しいため、簡単には居住と共存できない、
という条件の違いがある。
ともあれ、
スウェーデンと日本の、自然との関わり方には、
根底に共通するものを感じる。
1 件のコメント:
こちら日本も中秋の名月を境にぐっと寒くなり、いい季節になったよ。これまでの猛暑が嘘みたいに、とくに今日は涼しく天気も良く、清々しい~。
※メッセージ、ありがとうね。私もkaoriの日々毎日を丁寧に暮らしている感じが伝わってきて、あったかな気持ちになるよ。忙しくしているとハッとすることがある。
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