2012年6月14日木曜日

土の再生 6 花の種を撒く

〜土の再生 1234, 5 の続き〜

資材置き場として使われて固くなっていた土も天地返し・施肥・耕耘を経て、植物を育む環境が整った。
そしてついに 花の種を撒く

今回撒くのは、60種類以上の草花。



約1200㎡の広い土地に立ち、ぱらぱらと種を撒き歩いていると、
まるでミレーやゴッホの「種を撒く人」のような気持ちになってくる。
ゴッホ『種まく人』

雑草すら少なかった土地に命を撒いている事に幸せを感じ、
そして この場所がどんな風になっていくのかを想像するだけで希望がわき出してくる

今回の花畑化を、私の師匠は「大地に色を付ける」と言う。
そして、「季節を経て年を経て、変わりゆく見え方を楽しめるように」と。
(師匠のHPは、こちら。)


種を撒いてから10日程すると 芽が出て来た。

奥に見える大山に向けて 花畑の真ん中を抜ける クローバーの道。
(大山:丹沢の山々とともに丹沢大山国立公園に属し、この辺りに住む人たちにとって思い入れのある山。)

1ヶ月経った今。

日々植物が育っていく様が愛おしく、元気づけられる。

2012年6月10日日曜日

土の再生 5 入口の林

~土の再生 123, 4 の続き~


「土の再生 4 木を植える」で書いた入口付近の林は、
様々な植物が植えられ、今はこんな風になっている。

植物たちが日々 多様な表情を見せてくれる。

入口から花畑予定地に向かう景色。

2012年6月6日水曜日

土の再生 4 木を植える

〜土の再生1, 2, 3 の続き〜

土壌改良も終わり、次は植物を植えて行く。

まずは、入口付近に木々を植えて小さな林をつくる。
この林を通り抜けることで、訪れた人は日常とは別の世界に入ってきたような感覚になり、そして花々が咲き誇る場所へと続いて行く


小さな林には、多種多様な木が植えられる。
新たに購入した木もあれば、別の庭で活かされきれていなかったためにもらってきた木もある。
トラクターで運ばれて来た木を、植える場所までユンボ(油圧ショベル)で運ぶ。

木が5本あるだけでも、そこの雰囲気はぐっと良くなる

木の根鉢を土に埋め、水を十分に与える。(参照:根鉢
この作業を”水極め”という。

水は、ホースの先を土中に差し込み、根鉢の周囲や底まで行き渡るように たっぷりとを入れる。
この時、水は土を溶かし、その泥水が根鉢の中に入る。
泥水の中の土が根鉢の中の空隙を埋め、同時に水が通り抜ける事で根鉢は引き締められる。
こうして鉢土と根が密着すると発根しやすくなる。